顎骨嚢胞(顎骨腫瘍)を無事に摘出!手術を受ける方がブログなどを探している方へ。まずは手術までのスケジュール編。
こんにちは。
顎骨嚢胞摘出手術(がっこつのうほうてきしゅつじゅつ)を受け無事成功しました。
別名、顎骨腫瘍摘出術と呼ばれるもので呼び名は医療機関毎に違うようです。
手術コードを調べるとJ043-2というコードですので、民間保険に申請する際は必要となります。
歯科医療点数ですが1,3万点越えとそこそこのものです。
傷病名では「含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)」と呼ばれるものです。
顎骨嚢胞(腫瘍)とは?
歯医者に行って、この診断が下りてもビビらないでください。結論から行くと治ります。
私は、昨年2020年10月頃に発覚して2021年6月に顎骨嚢胞摘出術により取り除きに成功しました。
正直、術後かなり腫れて痛かったのですが、
1週間でかなり落ち着きそのタイミングで後世の方のために記事にしておこうと思いました。
嚢胞の大きさにもよると思いますが(私は3cm以上で速攻手術告知)、受けることになるかもしれない
手術までの計画、術後の後遺症等、語られることが少ない情報を載せておきますのでご参考まで。
顎骨嚢胞ですが、私の場合は親知らずが上下合計4本ありまして全部顎骨に埋没しています。
その内の、左下の親知らずが細菌感染?を起こした際に膿を作り出したようです。
その膿が顎骨内で嚢胞として形成された、とのことでした。
いつ何で判明したのか?
2020年10月頃、急に左下の奥歯が痛みだし、東京某区の歯医者に行きました。
虫歯だろうと思ってましたが、診てもらった所、「うーん、虫歯じゃないなぁ。」と言われました。
「やばいやつか?」脳裏によぎる。
X線撮影をということで、すぐに撮影をしてもらいました。
すると、左下の奥歯の隣に埋没していた親知らずから伸びる大きな嚢胞の影が大きく写ってました。
「これは親知らずが作り出した嚢胞で、手術が必要かもしれない。」
「しかも、嚢胞が大きくて大掛かりになりそうなのでウチではできない。大学病院を紹介します。」
「多分、全身麻酔でやることになりますね。」
「え、全身麻酔の手術、、まじか。。。」
手術なんて人生で受けたこともなく途方もない衝撃を受けた。
家に帰るなり、「手術するかもしれない」と家族に報告。
「まじで、大丈夫なの?」「多分、大丈夫じゃないかな?」
みたいな会話をした記憶がありますが、気が気ではありませんでしたね。
大学病院の紹介へ
その数日後、町医者に大学病院の紹介状を取りに行き、急いで大学病院へ。
大学病院はN大病院。町医者の出身?のようだった経緯で。
割とスムースに、口腔外科の先生に診てもらうことができた。
「これは細菌か何かに感染した親知らずが作り出した嚢胞で、これによって奥歯が細菌感染を起こしている可能性がある。」
「とりあえず、抗生物質と痛み止めを出しますので、様子を見ましょう。」
「この嚢胞はおそらく手術で摘出が必要になります。」
私の「手術をすぐに受ける必要があるのか? 腫瘍は悪性なのか?」の問いには、
「(すぐにでなくても良いが)長期的に見たら受けてもらった方が良い。」
「病理検査をするまで正確には悪性かどうかは分からない。」
「ただ、このケースでは良性であることが多いです。」
とのこと。まずは、患部の炎症を様子を診るということでこの日はおしまい。
10日後にまた診るとのことで予約をしてもらった。
数日後、患部の痛みが消えた。抗生物質が効いたようだ。
なんだ細菌感染か、ほっとした。
一時改善
その数日後、またN大病院へお伺いした。
「抗生物質が効いたようですね。痛くはないですか?」
痛くはないと回答すると、大きな嚢胞の手術の話になった。
「手術の前に、奥歯の神経が感染しないように根っこの治療をしておいてください。」
「通院されている町医者さんにメールを送っておきます。」
「手術はそれからでも構わないので、来年4月頃どうですか?」
という具合でトントンと決めていただいた。
私からは、「わかりました。仕事の具合もあるので調整しつつやりたい」とだけ申告。
正直、「手術か。面倒だな。」くらいにしか思っていなかったので、
手術の実感は直前まで全く湧かずでした。
ただ、全身麻酔が初めてな上、リスクもあるとのことで、
その前例なんかを検索しまくった。
10万例に1例は、全身麻酔時に悪性高熱病というものが発症し死にいたるらしい、
というのはわかった。ただ、遺伝的なもので親や祖父の全身麻酔で問題がなければ
大丈夫だろう、ということではあったが実施してみないとわからないというのが怖かった。
それから年越しを迎えて、「そろそろ奥歯の神経治療をしようかな」というところで、
町医者に通い詰めた。
合計6回ほど通院をし、神経治療が完了した。
最初の2回ほど口を開けているのが辛かったが、痛みの方も親知らずを抜くときに
使う部分麻酔を打ってもらい余裕だった。というか痺れすぎて感覚がなかった・・・・。
N大病院へも結果を報告した。
手術日も仕事の関係で5月へ変更してもらい、調整が進んだ。
このコロナ禍の手術はかなり厳重なものであった。
手術前のスケジュールは以下の通り。
手術までのスケジュールは?
日程 | 検査 | 備考 |
入院1ヶ月前 | 全身検査(口腔内のX線レントゲン、血液検査、尿検査など) | 結果は10日後くらいで調整 |
入院2週間前 | 全身検査の結果受領、手術内容の同意 | 入院までに手術同意書など確認 |
入院4日前 | PCR検査の唾液を提出 | 結果は入院前日までに陽性時に連絡 |
前日入院 | 昼頃入院。夕食だけ出た(普通の食事)。 | |
入院2日後 | 手術実施(昨日の夕食以降断食でそのまま手術) | 手術当日は夕食あり |
手術までのスケジュールは上記通りで、逆算して全部準備が進められます。
PCR検査も入っているのでちょっとめんどくさくなっていますね。
会社員をやってますので、有給休暇のやりくりですとか業務調整ですとかそういうのも結構大変でした。
午後半で凌げれば良いですが大体有休消化で済ませました(どうせ余ってしまいますし)。。
スケジュールはここまでで、次は手術内容ですとか入院で必要なものなどを記事にまとめておきます。
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